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【新・関西笑談】みんぱくのアンデス博士(4)国立民族学博物館教授 関雄二さん(産経新聞)

 ■人なつこっくて、恩を忘れず…ペルーの人々に完全に魅せられた。

 −−今や半分ペルー人ではないかというほどペルーにとけ込んでいらっしゃいますが、そもそもアンデス文明に興味を持たれたきっかけは

 関 もとは全然違うことに興味がありました。修士論文は「日本神話とモンゴルの英雄叙事詩の比較」でしたから。

 −−それが、なぜ?

 関 今から30年ほど前になりますが、東大在学中にアンデス調査団が出ることになって、恩師から「何の義務も与えないし、金も全部出すから行かないか」と誘われました。そのころはペルーへの往復代が65万円の時代で、学生の身分で行ける所じゃない。すぐに雪山でスキーをする自分の姿を想像して、行くしかないって。

 −−軽いノリで

 関 そのはずが、行ってみるととても肌にあった。人なつっこくて人の恩を忘れない、人間味あふれる人たちに完全に魅せられました。たまに泥棒にやられたりして悔しい思いもしますが、それも人間味の一つといいますか。

 −−子供時代は

 関 歴史が大好きでした。東京生まれの東京育ちですが、父が大阪に単身赴任していたので、中学生のときから1人で新幹線に乗って、父の家から奈良や京都に通って仏像や庭をみて回っていました。

 −−珍しい子供ですね

 関 変な子、っていわれてました。

 −−考古学者になりたかったのですか?

 関 何でもいいから学者になりたかったです。昆虫学者、天文学者、歴史学者。その時々でいろいろと違いましたけれど。

 −−虫も星もお好きだったんですか

 関 小学校の先生に「どんな虫を知ってますか?」と聞かれて「アオバアリガタハネカクシ」なんて答えるかわいげのない子供でした。上野にあったプラネタリウムによく通って、今でもパンフレットをとってあります。

 −−学者になる夢はかないましたね

 関 そうですね。やはりフィールドワークは楽しいです。現地にいるときと、民博にいるときとは全然顔が違うといわれます(笑)。

 −−民博でのお仕事について教えてください

 関 はい。民博は、国内の学者同士や、日本と世界の研究者とを結ぶ“ハブ”のような役割をしています。なのでシンポジウムやワークショップがしょっちゅうありますし、共同研究を立ち上げたり、他の研究者のプロジェクトを支援したり。常に複数のプロジェクトにかかわっているので、土日はほとんどつぶれます。

 −−お忙しいのですね

 関 年中追いまくられています。ペルーにいるのは毎年6月末〜9月末の3カ月ほどで、帰ってからも向こうの役所に出す辞書1冊分くらいの調査報告書をまとめたり、論文を書いたり、やることは山ほどあります。その合間をぬって国内外の学会で発表し、講演に呼ばれ、資金調達のために膨大な書類を書き…。日々こんな生活です。

 −−考古学なんて、インディ・ジョーンズみたいで優雅ね…といわれることもあるとか

 関 たまにいわれますねえ。でも実際はそんな華やかな世界じゃないわけで。ずっと悩み続けてきたのは、自分の趣味だけの世界に閉じこもるのではなくて、趣味のようなことをやりながら、いかに世界とつながりを持つかということなんです。

 −−そのあたりが、現地の人と一緒に遺跡を「活用」するという、先生のライフワークにつながるのですね。最後にぜひ、そのお話を聞かせてください(聞き手 杉村奈々子)

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